川手 祐輔
同窓生の皆様方におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私は、昭和46年(1971)4月、現盛岡中央高校に赴任いたしました。
当時の校名は龍澤高等学校でJR厨川駅の西方にあり、学校の周りは何も無い原野で、開拓者の方々が切り開いた観武ヶ原と呼ばれておりました。
私は奉職してから一筋この4月で53年目を迎えます。
振り返れば、高校時代夏は野球部の一員として、部の発足に携わり、甲子園をめざしました。
冬は高松の池でスケート部員として、全国大会、国体に出場し、3年次には、本校初のインターハイ3位入賞の栄誉を得ることができました。
校舎は別にしても、生徒たちは皆元気で明るく、龍澤福美校長先生の開拓者魂で頑張れの言葉のとおり、雄大な岩手山を前にのびのびと学園生活を送りました。
大学卒業後、恩師の龍澤福美校長先生に声を掛けられ、教員としてスタートをしました。
冬季スポーツ、柔道など部活動も盛んで全国大会等でも活躍する生徒たちと汗まみれになり、必死に練習をしたことなど良き思い出です。
平成元年新校舎落成、平成4年4月には現在の盛岡中央高校と校名の変更、平成5年には30周年記念式典を迎え、平成8年には初めての海外修学旅行でカナダに行きました。
平成11年にはCHUO国際教育フォーラムがスタート、企画運営は生徒会が中心となり9か国9校の生徒と先生が来校、ホームスティをしながら、日本文化や「21世紀に生きる私たち」のテーマのもと各国の政治状況や環境問題について話し合った。
令和5年9月には盛岡中央高校創立60周年を迎えます。
盛岡中央高校で過ごしたそれぞれの時間。
勉強や部活動、国際交流そして「夢の実現」にむけて過ごした3年間、多彩な人材を誇る盛岡中央高等学校卒業の皆さま、この度、盛岡中央高校同窓会関東支部も設立、多くの同窓生の親睦や母校の発展のため、今後とも母校の取り組みへのご理解、ご支援を宜しくお願い致します。